アプリ開発の流れとは?
アプリ開発はiPhoneのOSであるiOSアプリ、Android携帯のOSであるAndroidアプリの2種類がありますが、開発の詳細は後出するとして、ここでは共通する開発のおおまかな流れを4つのステップでまとめてみました。
①アプリの企画
まずは、アプリ開発に入るためにアイデアを企画としてまとめます。
やりたいことが明確になったら、それらを要件定義書としてドキュメント化していきます。
アプリの企画および要件定義が曖昧だと、アプリ開発に着手したり、開発を外注したりした場合に、作り直しや大幅な修正が発生する場合があり、思わぬコストがかかる可能性があるので、できるだけ丁寧に仕様をまとめていきましょう。
アプリ開発において、具体的に決めなければならないことは、おおむね以下のようなものです。
画面構成:アプリの画面のレイアウト、それぞれのページデザインをどのようなものにするか
画面遷移:アプリをスマートフォンやタブレットで操作するとどんな画面に移動するのか
機能:アプリで画面をタッチするとどんな動作が行われるのか
これらをベースに要件定義書に落とし込んでいきます。
手書きで紙に書くペーパーベースでアイディアをまとめ、そこからブラウザ上で表示できるワイヤーフレームやモックアップと呼ばれる設計図を組んでいくのが一般的な方法です。
②アプリ開発の実施
企画をまとめ、アプリの要件定義書、画面遷移などの具体的な仕様がわかるワイヤーフレームやモックアップをもとにして、実際のアプリ開発に入っていきます。
iOSアプリとAndroidアプリの開発については、利用する環境、開発言語、動作プラットフォームなどが異なるため、それぞれのOSでのアプリ開発に必要なものの詳細については後出しますが、開発をスムーズに進めるためには前段階の企画をいかに細かく詰めておくかが重要です。
③アプリ開発のテスト
アプリ開発が完了したら、シミュレータやエミュレータ、iPhoneやAndroid携帯などの実機を利用して、アプリのテストを行います。
その他、クラウド上でテストができるサービスも利用できます。
テストのメニューとしては、表示テスト、動作テスト、ユニットテスト(単体テスト)などがあり、入念にテストを行うことでリリース後のバグなどのシステムトラブルを防ぐことが可能です。
④アプリの公開
アプリ開発が完了し、テストも終えたら、いよいよアプリの公開です。
iOSアプリの場合はApple社から直接審査を受ける必要があるため、iTunes ConnectというiOSアプリの開発サイトにアプリ概要、デザインしたアイコンなどの公開に必要な情報を入力し、審査結果を待ちます。
スムーズにいけば、審査から公開まで2週間程度で、iOSアプリのリリースプラットフォームであるApple Storeにアプリが公開されます。
Androidアプリの場合は審査がないため、簡単です。
公開の指示を出せば、数分後にはAndroidアプリのリリースプラットフォームであるGoogle Playストアに公開が完了します。
追記:
最近Androidもアプリの審査されるようになりました。
Q. 審査って何時間ぐらいかかりますか?
A. 目安としては、最大48時間です。
Q. 審査って土日もやっているのですか?
A. 審査は営業日に行うので、土日を挟むと審査が遅れる可能性があります。
Q. 審査を先に通過させておくなど、デベロッパー側でリリースタイミングを制御する方法はありますか?
A. 時間指定公開を使えばデベロッパー側で制御できます。